子どものころ、母親から「あなたが何を考えてるのかくらいすぐわかる」といわれたり、ついた嘘が一発でばれたりした。
自分が親になってみて、なるほど、そういうことかとわかるようになった。子どもが嘘ついてるなとか、何か隠してるなとか妙にピンとくる。赤ちゃんのときから、何で泣いているのか、どうしたのか、どうしてほしいのか…毎日毎日、言葉がしゃべれないときからずっと見ているんだ。表情の癖もある。それに加えて母の第六感だ。もちろん、私も昔は子どもだったから、嘘をつきたい子どもの事情ってやつもわかる。
子どもに嘘をつかれて、ムっとしない親は少ないと思う。私もそうだ。でも、親だからといって、それをストレートに暴いていいのかな…と最近よく思う。怒るより前に「なんで嘘ついてるのかな」とか「なんで何か隠してるんだろう」とか、まずは考えてみることが大事? かなぁと…。
そう思って、ひと呼吸おくと違う何かが見えてきたりする。しかもそれが案外、重要な何かのような気がするのだ。
親としては、嘘つかれて悲しいところもあるけれど、子どもだって嘘をついてまで保ちたい面子もあるのやもしれない。
もちろん、絶対についちゃいけない嘘は、すぐに叱るべきだと思うけど…さ。誰かだったり、大切な何かだったり、自尊心だったりを守るための小さな嘘だってあるはずだ。
そっと見守って、本当に必要なタイミングで手を差し伸べたり、抱きしめてあげられたり、叱ったり諭したり…。そっちのほうが、いいときもきっとある。
でも、それを子どもが望むような年齢だったら…の話だけどT_Tね。
子どもの年齢や成長・発達具合で違うよなぁ…3兄弟の顔をそれぞれ思いうかべながら、もんもんとあれこれ考える。えっ? なにがあったのかって?…。それは気になるところ。私もどうするものかと、たいそう気になっておりますです。
ビバ、母ちゃんの第六感よ。おかげで心がゆれるじゃないか…まぁ、それも適度にひゃっほうだぜ♪