駅に着くと、改札に人だかり。あー(。-_-。)
もしかしてひどい雨? 階段を登ると、さらにたくさんの人でごった返していた。
道に出られないほどの夕立。生憎、折りたたみ傘もない。もしあったとしても、たいして役にも立ちそうもないくらいのどしゃ降りだ。
早く帰らなくちゃ。ご飯の支度もしなきゃならない…駄目元で家に電話をする。出たのは、三男。電話に出るなり、「お母さん、いまどこ? ひどい雨だけど大丈夫? 僕、迎えにいこうか?」と、たたみかけるように声がする。
「ありがとう! ホントに? 来てくれるの?」
「いいよ! 今すぐいくから待ってて‼」
そう言うと、ものの五分もたたないうちに三男が迎えに来た。走ってきたようで、ずぶ濡れだ(;_;)…。
「お母さんー!来たよー!」
ずぶ濡れになりながら傘を二本持ち、大きな声で手を振る三男。足止めをくっているたくさんの人が、三男に注目した。
恥ずかしいような、嬉しいような…。
それでいて涙が出るほどグッとくる気持ち。
ありがとう。いつのまにか立派な男の子になったなぁ。お母さんも年取るワケだ。どしゃ降りの雨の中、二人で急ぐ帰り道。
繰り返しお礼を言う私に、照れる三男。そんな横顔をすぐそばで見ることのできる母は、日本一の幸せ者だよ(*☻-☻*)
どしゃ降りの中、母の目はウルウルで、ひゃっほうだぜ!