もっと干渉しろよ

「もっと干渉しろよ」これ、長男が私に言った台詞。自分に対して言ってるのではない。もっと三男に干渉しろという意味だ(-。-;。

発端は、三男の読書カード。読書感想文を書くための下準備のカードだ。夏休みをまたいで10冊くらい本を読み、そのうち感想文を書きたいと思った本には7〜8行の感想を書く。その他の本については、2行で感想をまとめるという代物。三男が居間でこのカードをチンタラと書いていた。

あまりにグダグダしてるので、夕飯の支度の手を止めて三男の様子を見に行く。

カードを覗くと、感想文候補の1冊分はちゃんと書けている。でも、残りの本は、ほぼ同じ文言の羅列だ。思わず苦笑い(^◇^;)…
「感想文に選んだ本については、よく書けてるね。でも他のは、もう少しなんとかしたほうがいいと思うよ。どれもこれも「面白かった」だけじゃねえ。いくら2行しか書くスペースがないからって、これじゃあ『本当に読んだのか?』って、先生に突っ込まれるよσ(^_^;)」と軽く言い、台所に戻った。

ようやく宿題が終わりそうなところを母ちゃんに水をさされて、三男はむくれている。が、自分でも少々ヤバイかなと思ってたようで、シブシブと書き直し始めた。

その様子を見て、長男が件の台詞を私に言い放ったのだ。

そして、長男はこう続けた。「お母さん。俺が小3とか小4のころは、こういう宿題のときは必ず横にピタッと座ってさぁ、俺が書いたものをあーでもないこーでもないと言ってたよねぇ。書けば書いたで、赤字入れて添削するしさぁ。本当に俺はヤダッタヨ。なのにさ、こいつには何でそんなに甘いの? こんな感想、ダメじゃん。もっと干渉しろよ。ったく」冗談とも本気ともとれる言い方をする。

ドキッとする私。あの頃、そういえば、めちゃくちゃそんなことしてたよな…と。ごめん。相当ヤダッタんだな。当然だ。

子どもにもなんやかんやと上手さを求めすぎてた。自分の子どもが気の利かない文章を書くのが許せなかった。まるで仕事をしているような勢いで赤も入れた。あれはまさしく干渉だ。

「もっと干渉しろよ」という言葉は、私への恨み節だろう。ごめんよ、やりすぎた。母は反省するしかない。そういえば…、と私は続けた。あることを思い出したのだ。

…お母さんも、ババに似たようなことされて、ヤダッタヨなぁ。お母さんの場合は、夏休みの絵画の宿題。絵が抜群に上手いババは、私が描く下手な絵を見ていられず、影はこうつけるものだとか、空の色はこうじゃないとか、緑にもいろんな緑があるとか言いながら、私の絵を書き換えてしまったんだ。

それはそれはうますぎる絵だった。誰が見ても、私の絵じゃない。あの絵が廊下に貼り出されている間、ずっと落ち着かなかったもんね…。やっぱり、やだよね。こういうの。…と、苦笑い。で、長男への干渉をほどほどにしなくてはいけないと改めて思う。

いま持って、私は長男に対してついつい余計な口出しや手だしをすることが多い(この件については、ダンナからもいつも、こっぴどく指摘されている)。

手だしや口出ししなんかしなくたって、子どもは、なんとか自分でやる力を持ってるんだ。そう信じること。それが大切だ。

三男への「もっと干渉しろよ」は、「俺のことはいい加減干渉するな」の裏返し。母は、今日もあなたたちから大事なことを教わったよ。
「干渉しすぎはいいことなし!」
さすれば、息子も私もひゃっほうだぜ♪

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