今日の日の出時刻は4時51分。それまでに絶対に公園に行くと宣言した三男、本当に4時すぎに目覚ましが鳴った。
熟睡している父ちゃんを、思い切り起こしにかかる。夏休みの定番、昆虫採集の幕開けだ。「夏休みの約束だもの、父ちゃん、起きて! 行くよ!」三男は、かなりの本気モード。朝早い時間帯、運がよければカブトムシを捕まえることができる公園が、歩いて30分くらいのところにある。
どのあたりにカブトムシやクワガタがいるかは、息子たちのほうが詳しい。目指すは、いつも息子たちが野球をしている広場の陰、少し奥に入ったところにある一本のクヌギの木だ。樹液がいつも出ていて、カナブンやコガネが昼間でも集っているという。次男と三男は「今年の狙い目は、この木だ」と目星をつけていた。
カブトムシスポットとしてよく知られている木は他にもあるが、この木はまだ知られていないはず…そんなこんなで父子3人がドキドキで、目当ての木に到着すると…
日が登り始めたばかりの時間だったのが幸いしたのか、木の高方に1匹のカブトムシのオスを発見! ダンナが手を伸ばして捕獲し、三人で大喜びしたらしい。「予想的中♪ やっぱりいたよ、カブトムシ!」。父ちゃんもきっちり役目を果たせた。本当によかった!!!
さらに運のよいことに、帰り際、カブトムシを何匹も捕獲しているカブトムシ名人に遭遇(夏休みになると、この公園にはこの手のおじさんがよく出没する)。「メスを10匹も捕まえたから、きみたちに2匹あげよう」と、気前よくメス2匹を息子たちにくれたそうだ。
今日の収獲。オス1匹、メス2匹。去年使い残していたクヌギマットとゼリーを物置から取り出して、さっそくカブトムシの飼育場を整えた。
カブトムシたちは、いきなりゼリーにしゃぶりついたり、マットの中に潜りこんだりしている。小四男子は、うっとりすること限り無し。あぁ、これでまたこの飼育ケースの中にカブトムシの幼虫がウジョウジョと生まれることになるのか…。それを思うと母は気が重いが、まぁ仕方ない。
今年の夏も我が家にカブトムシがやってきた! 虫好き男子は、ひゃっほうだぜ♪