三男は、中学年リレーのトップバッターだった。スタートの合図とともに調子よく先頭に躍り出る。
いいぞ!いいぞ!その調子!私も熱くなった。
が、スピードに乗った最初のコーナー。曲がり切ったところでまさかの大転倒((((;゚Д゚)))))))みんなが驚くくらい派手に転がった。すぐに起き上がって走ったが、あっという間に後続が駆け抜けていく。
結局、三男は三位でバトンを渡した。
三年四年の合同リレー。みんなの健闘むなしく、最後まで順位は変わらず三位だった。アンカーがゴール切るまでは、必死にみんなを応援していた三男。その姿を見て、私は「あ、立ち直ったかな」って勝手に思ってた。
が、三位確定の瞬間、三男崩落…見事に泣き崩れた。
「ごめんなさい!」
三男の声がここまで届いてきそうな大泣きだった。そりゃあ、悔しかったろう。練習ではいつでも一位だったそうだ。自分のせいで負けた…。そう思ったんだろうな。確かにそうだ。でも、三男が泣き崩れた直後、みんながワッーって集まって三男を囲んでくれた。
普段は友達の前で絶対泣いたりしない*【*家ではよく泣くが】親分肌の三男のことだ**。【**家では超甘えん坊だが】みんな驚いたんだろう。頭を撫でられ、肩を抱えられ、みんなが三男を慰めていた。
母の入って行く余地なし。
勝負は勝つこともあれば負けることだってある。負けてもそこで何かをつかめばいいんだ。いい運動会だった。息子があんなにいい友達に囲まれているところを見ることができて、本当にうれしかった。言葉にならないくらい…。子どもってすばらしい。今年の運動会は、きっと大人になっても忘れないだろう。
三男、ありがとう。ともだち、みんな、ありがとう( i _ i )
父は、シャッターきりながら泣いてたらしい。母は心の中で泣いたぜ。
ビバ、運動会!
ひゃっほう〜ヽ(;▽;)ノ