小4三男は朝が早い。私が寝坊していると、起こしにきた。が、普段と様子が違う。枕元で何やら不思議なことをつぶやいている。
いちにいのにがにいよん、いちにいのさんがさんろく…
何それ? と寝ぼけ眼で聞くと『12の段』だと言う。ずいぶん前にNHKのマサカメTVで観た記憶の方法を試してみたところ「全部ホントに覚えられてるんだよ。すごいよ、お母さん」と大興奮だ(⌒-⌒; )。
マサカメTVをまともに観てない私はよくわからない。しかも、なぜ『12の段』なのか⁇ 朝っぱらから、何がなんだかわからないので、はじめからよく話を聞くことにした。
聞けば、「20の段まで覚えよう」と塾の先生に言われたらしい。ねえ大変でしょ、と三男。で、『マサカメTV』で観た方法を思い出したという。「寝る直前に覚えたものは、長期記憶の箱に入りやすく、記憶が定着しやすい」。マサカメTVに限らずよく言われているものだが、三男はこれを12の段で実践。前の晩、布団に入ってから寝るまでの間、ブツブツ言いながら繰り返し覚え、いつの間にか寝てしまったが、起きたらちゃんと覚えていた。見事はまったというワケだ。自分なりにちょっと工夫したらうまくいった嬉しさ。カラダ全体からワクワクが伝わってくる。
そんな三男を見ながら、ふと気づく。最近、私は、何事も楽しめなくなっているよなぁ…と。ルーチンに対しても新たなことに対しても、なんでもかんでも気づけば「疲れたなぁ」とぼやいている。
だめだ、こりゃ。まずいぞ母ちゃん。まだまだ子どもに負けてはいられない。何かしら自分で工夫していけば、何事だって楽しめるんだ。
ありがとう、三男。また大事なことに気づかせてもらったよ。
20の段までスラスラ言えたら、カッコいい! しかも役立ちそうだ。
頑張れ〜。楽しめ〜♪
小4パワーにひゃっほうだぜ!