こぴっと頭を鍛えろし

我が家の高校1年生、期末テストもいよいよ終盤。朝食の最中に、数学のノートに暗記シートをかぶせながら、長男が話しかけてくる。

「お母さんは、数学できた? 数Ⅱ、ずいぶん難しいんだよね」
「うーん、どうかなぁ。できたかなぁ。できなかったほうかなぁ」とりあえず曖昧に答える卑怯な母。

長男の学校は、高2で高校数学の範囲の学習を終える。英語もだ。進度が早い分、つまずけばあっと言う間にわからなくなる。本人のモチベーションが高ければ、そのスピードについていけるだろう。でも、そうでなければ、しんどいものがある。これは、中高一貫校に入学する前にはほとんどリアルに想像できなかった一貫校のデメリットのひとつだ。長男は、解けなかった問題を暗記で乗り切ろうとしているんだろう。しかたないが、がんばれと思う。

で、私。息子には言葉を濁したが、正直言うと高校入学後すぐに数学の授業がわからなくなった。高1の夏休みで、取り返そうと課題の問題集に必死に取り組むが、まったく解けない。

ついには眉毛が一本もなくなった。問題が解けずにイライラして、眉毛を無意識のうちに抜いていたのだ。気づけば開いた問題集の上には、眉毛が山盛りに…(汚い話ですみません)。

で、そこまでしてがんばったのに、夏休み明けの数学の実力テストは、な、なんと、17点…(°_°) 散々な結果だった。

思えばこの瞬間から、私は数学を勉強するのをやめた。1ヶ月後の定期テストは、ほぼノー勉で20点。やってもやらなくてもこの程度。諦める理由としては好都合な結果だった。

高校数学でつまずき、数学的な思考をすべて放棄した私。このときに四則演算さえできればいいやと開き直ってしまったのだ。

が、しかし、今になって失敗したなと後悔している。数学的な思考は、どの道、生きて行く上では必要だとようやく気づいたからだ。

たとえば数列、条件整理、確率…もろもろ道筋を立てて、想定したり推理したり仮説を立てたり…もしこれが上手にできれば、しくじりや成功もある程度予測しながら行動できるのではないか。

いつでもどこでも、行き当たりばったり。あまり深く考えないため、あとでつけが回るのは日常茶飯事。目の前のことには注力するが、なかなか遠くを見たストーリーを描けない自分。高校生のときは何の意味も感じられなかったけど、あれは深く考える思考の訓練には最適だったのでは…と気づく。別に値はXやYだけじゃないんだよね。トホホ。

photo by Tom_Brown 6117

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頭の鍛え方、足りなかっんだな。あぁ、今更ながら数学頭が欲しいよ…。無理かなぁ…。
息子たちよ。君らはまだまだ若いし、頭も柔らかい。思考を鍛えるには絶好の時期なのよ、きっと。

だから、こぴっと頭を鍛えろし。母も母なりに、なんとかこぴっとするしよ。夢を見ている元少女のひとり言。どさくさまぎれに、ひゃっほうだぜ♪

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