家に帰るなり、三男が「お母さん、噂は本当だったんだよo(`ω´ )o」と不機嫌そうに言った。
何かと聞けば、楽しみにしていた商店街見学で、お肉屋さんを訪れたグループには、焼き鳥が1人1本ずつ振舞われたそうだ。それもすごく美味しかったらしい。
「へー、よかったねぇ。お肉屋さんに行ったグループ、喜んでたでしょ。
で、あなたは何か食べたの?」と私。
そしたら、三男「食べるわけないでしょ! 毛糸なんて食べられないよ? 僕は手芸屋さんのグループだったんだからサ(−_−#)」
それを聞いて私は、つい大笑い。「なーんだ…それは残念、手芸屋さんだったんだぁ。毛糸は食べられないよねぇ。でも、あそこの手芸屋のおじさんの話、面白かったんじゃない?」
なんの慰めにもならないような私のテキトーリアクションに三男は不満顏。そりゃそうだわな。三男にしてみれば手芸屋のおじさんの話より、焼き鳥を食べるほうがはるかに魅力的だもの。
聞けば、商店街見学に行く前から「肉屋のグループになると焼き鳥が食べられる」という噂が流れていたらしい。
そのためグループ決めでは、肉屋に人気が殺到。へんなところでマジメな三男は「それは噂にすぎないよ。授業中なんだから、焼き鳥は食べられるわけがない」というヤマをはり、手芸屋さんに回ったという。
ま、みごとにヤマは外れたわけですな。三年生の社会科学習で行われた商店街見学。きっと、この数日は、子どもたちのあいだで、すごく美味しいと評判になった肉屋さんに「焼き鳥を食べられた子」「食べられなかった子」双方の母ちゃんたちが、焼き鳥を買い求めにいくだろう。
お肉屋さんの思惑は見事、的中。こうやって、商店街の人たちは商魂たくましく頑張ってるってことだな。
すばらしい、社会科学習だね! ビバ、商店街見学! ひゃっほう♪