日曜日、小学校の学区にある児童館のお祭りがあり、お手伝いで参加してきた。次男三男が通っている小学校は、PTAは必ず年に1回、何かのお手伝いをしなくてはならないことになっている。今回は、そのお当番みたいなものだ。
“「ビュンビュンゴマ」と「空飛ぶ円盤」を作って遊ぼう”というブース。厚紙を使った2種類の工作遊びの見守り。ブースにはたくさんの小学生が集まってくれて、子どもたちとたくさん遊んだ。そこで感じたのは、子どもはごく単純なものでも、そこに何かを見つければ、いくらでも楽しみを見つけられる天才だということ。
そして、その一方で、手先を使うのが苦手な子が多いっていう現実。
以前仕事で、脳科学おばあちゃんで有名な久保田カヨ子先生にお話を伺ったときのことだ。先生は、乳幼児期に手先・指先を器用に動かすトレーニングを行うことの重要性を繰り返し強調した。ここをきっちり行うか否かで「脳」力の伸びしろも大きく違ってくると…。
そのとき、私は自分の子育てを振り返りながら、ボタンひとつでいろんなことができてしまう世の中だからこそ、意識しないと鍛えてあげることのできない力だなぁと強く感じたことを思い出した。
例えばお祭りで作ったビュンビュンゴマ。小さな穴に紐を通さなくてはならないが、自分で通すことのできない子がほとんどだ。では、どうすれば通りやすくなるか…。指先の動きを工夫したり、大人のまねをしたりすることが求められる。
本来ならば、そういう過程を大人がしっかり作ってあげないといけない。すぐ手を貸してしまっては、子どもはいつまでたっても1人で作れるようにはならないからだ。
自分で試すことも、どうすればいいかも聞かずに、なんでもすぐに大人に頼りがちな子どもたち。そして、すぐに手を貸してしまう大人たち。
自分を含めて反省しきり。
なんでもかんでもやってあげてしまうより、ちょっとコツを教えたり「あのお兄さん上手だから、よく見て真似してごらん」と言ってみたほうが、じつは子どもの目の輝きが違うことに改めて気づかされた一日。
自分の子どもだけ見ているだけでは、気づかなかったたくさんのこと。これでもかというくらい遊びに付き合ってクタクタになったけけどとても充実した一日だった。
さて、家でもビュンビュンゴマと空飛ぶ円盤を作ってみるかな…。会社帰りの電車の中、息子たちの笑顔が思い浮かぷ。これまたワクワクする妄想タイムだ。明日は休日♪ 仕事のことなどきれいさっぱり忘れてしまおう。
なんだかんだで、今日も私はひゃっほうだぜ!o(^▽^)o