長男が生まれ、実家に1ヶ月間世話なったとき、中学時代の同級生が何人か赤ん坊の顔を見にきてくれた。長男が寝ているそばで妊娠中のことや出産の話、赤ちゃんの世話の話で盛り上がり、それはそれは楽しいひとときだった。
でも、そのときのことを振り返るといつも思い出す苦いエピソードがある。そのうちの1人、中学時代の親友が来てくれたときのことだ。彼女はそのときすでに男の子2人のママだった。あれこれと楽しく話しながら、長男の寝顔をみて「可愛いよねー!赤ちゃんってホント可愛い!でもさ、やっぱりこの顔は、ジャニーズって感じじゃないよねσ^_^;」って一言。
笑いながらそうそう!と頷きながらも、正直なところ(えっ?マジ?)と動揺した私。もちろん「ジャニーズって感じじゃないよね」というフレーズに、だ。
彼女は、ホントに気持ちのいい友人で、なんでも話せる関係の1人。たから、普通だったら、なーんも気にならないことなんだけど…親の欲目が邪魔をさせた。
正直、誰が見てもジャニーズとはかけ離れた顔立ち^_^;。長男の赤ちゃん時代の写真を冷静に見れば、絵本の「ころわんはおにいちゃん」のころわんシリーズ、ころわんそのものだ。
当然、そこにはジャニーズのかけらもない。
なのに私は「なんて、この子は可愛いの!将来、ブラット ピットみたいなイケメンになったらどうしようー(≧∇≦)」とか、1人で勝手に妄想を膨らませていたのだ。
あー恥ずかしい。ダンナにも私にも、ブラット ピットの欠片もないのに…。あな、おそろしや、親の欲目。が、とにかく可愛くて可愛くて仕方なかったんだな、我が子が…。そういえば自分の親にも勿体無くて、長男を抱かせなかったくらいだったしσ^_^;。
で、今、長男15歳。ジャニーズでもなければ、当然ブラット ピットでもないf^_^;)…。私とダンナによく似た、ニキビ面の男子だ。でも、それはそれで愛しい^^;。
親の欲目は、ときに目を眩ませる。
そんなことを肝に命じる朝。よし、今日も一日頑張っていこう! ひゃっほうだぜ♪